空の向こうに![続編]


ザードと出会いリディアと出会ってから早1年・・・・・・
今、だれも来たことのないといわれている空の果てと呼ばれる場所の目の前にいる。
もう地図にはとっくに書かれていない場所で正直ソコが空の果てなのかという確証は無い。
だが感じるのだ。
そこが空の果てだという事を。

ついに空の果てまでたどり着いたがそれまでには様々な出来事があった。
炎の国リサー、山脈の国ヘイス、未知の国ムツを越えていき
砂の魔人にも出会い、秩序の王に頼みごとをされたり
あの最強のドラゴン、セイントネスドラゴンとも話してみたり。
本当に、苦労苦労苦労の連続で
でも冒険は楽しい。
しかしザートとリディアとの3人旅は終わりを告げようとしている。
複雑な心境だ・・・・・・

「なぁーザード、もうすぐ空の果てだよな」
「うん?何だよいきなり」
「いや、あんなけ目指してた場所なのになんだか素直に喜べないんだよな」
「どうしてだよ?」
そういいながらザードは焚き火に木を放り込んだ。
バチっと一瞬音がして火の勢いが大きくなる。
「だってこの旅の終わりだろ・・・・・・これからどうしようか」
「んまぁそうだな、明日でついにこの旅も終わりだから考えておかないとな」
「なんかいろいろあったよな」
「あったなー、てか何回死にそうになったことか」
「そうだよな、ザードが王様の前で禁句を言った時なんて本当に死ぬかと思った」
「おい、お前が盗賊に喧嘩売ったときの方が俺は死ぬかと思ったんだけど」
そんなことを話ていると眠くなり、ザードより先に寝かせてもらった。


「じゃあ、いこうか!空の果てへ!」
適当な掛け声と共に出発する。
しばらく歩いているとあっけないほど早く空の果てについた。
そこはとてつもなく高いところで遥かかなたまで見える。
「なぁ、ここが空の果てだよな」
「あぁ、空の果てだよ」
リディアは嬉しくてその辺で空の果てだーと言いながらピョンピョン跳ねている。
しばらく景色に見とれているとリディア一言。
「ねぇ?願い事ってどうやってかなえるの?」
そういえばすっかり忘れていたが空の果てにたどり着くとどんな願いでも叶うのだった。
でもどうやって叶えるのだろうか・・・・・・

「願い事、かなえるぞ〜」
そういいながら一人の少年が現れた。
「・・・・・・・なんでここに人が?」
誰も着たことが無い空の果てに人がいるとかありえない。
「俺は人じゃないよ、俗に言う神様でツキ、さぁ願い事いって」
どうやら本当に願い事をかねてくれるようだ。
俺達三人はそれぞれ願い事を考えていた。

「ね〜、はやくしてよ」とツキはずっといってたけどなかなか決まらない。

そしてしばらくすると結論が出た。
「願い事はいらない」
そういうとツキはきょとんとした。
「え?願い事いらないの?なんで?」
「だって俺の願いは叶ったしな、信頼できる仲間もできたし」
「俺もかなったなぁ、旅してる間に剣を使えるようになったからな」
「私だってかなっあよー。魔法使えるようになったもん!」
「いらないのかよ、まじかよ。ちょっともう・・・・・・・」
ツキはグチグチ文句を言っていた。
「んじゃ。俺たちはまた旅に出るから」
そうツキに言うとまた旅に出ようとする
「ちょっとまった!これからどこいくのさ!?」
「うーん、考えてないけどまだ言ったこと無いところいっぱいあるしな」
「目的も無しに旅するの?」
「だって今さら、元の町に戻る方がしんどいだろうし、来た道戻らないといけないし」
そういって俺たちは空の果てを後にした。

それから数ヵ月後。
俺たちはさらに知らない国やらを旅していた。
「ちょっとそこの三人組!」
よばれたので振り向くとそこにはツキがいた。
「あれ?ツキじゃん、なんでこんなところにいるんだ?」
「タイヨウに逢いたくなったんだよ!」
「いや意味がわからない」
「実は言うと空の果ては一つじゃなくてもうひとつあるんだよ」
「え・・・・・・マジで?」
「マジで!そこにタイヨウがいるの!逢いたくなったから逢いに行く!連れってよ!」
「う〜ん、ザード、リディアどうするよ?」
「面白そうだから私は行きたい、もう一つの空の果てに!」
「リディアがいきたいなら俺もついていくー」
「じゃあいこうか、もう一つの空の果てに!」
俺たちの旅はまだまだ続きそうだ・・・・・・・


あとがき


いやー、おわったおわった。
やっとおわった、苦節2年ぐらいで
てかこの作品、何回、嘘次回更新予定日を発表したか
だめだな俺は・・・・・・・

絵本風味の小説を目指して書いていたんだけどやっぱり挫折
文章能力が足りないのを痛感した作品ですね

んで内容については初めからオチは考えていたんですよ
空の果てについたころには全部持ってたってのは
んで空の果てはもう一つあって、そこにいてツキと一緒にそこを目指すっての
考えてた
でも上手くまとまらないんだよな
これも文集能力のせいか・・・・・・

そういえばこの作品
モチーフはオズの魔法使いだったりします
原形とどめてないけどな!


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